2014年6月23日月曜日

オモイデおしえて 003 親父ゴンさん

今回の思い出は御年60歳の親父ゴンさんから。福岡県文化会館時代、伝説のツタンカーメン展のことを語ってくださいました。


 県立文化会館の思い出といえば、夏休みの宿題をまとめてこなすために、学習室の場所取りで開館1時間前から並んだということもありますが、やはり一番の楽しい思い出は「ツタンカーメン展」でしょう!
 小6の時、当時住んでいた渡辺通から市内電車に乗って「ツタンカーメン展」を見に行きました。
 文化会館の周りは、今よりもっと都心の喧噪から離れた静かな環境であったと思います。
 公園の中の長蛇の列に並び、黄金のマスクに辿り着いた時の感動は、今も当時の図録(何度も見てぼろぼろになっていますが)を見るたびによみがえります。
 数千年の時を感じさせない不可思議で感動的な歴史とそれを彩る「美」の世界。

 私が、「歴史」と「芸術」に惹かれたスタートラインであったような気がします。


当時福岡に住んでいた人ならみんな見に来たというツタンカーメン展(ちょっと大げさ...)。来場を待つ人たちの列が須崎公園の噴水のまわりにとぐろを巻いていたとか、なんと岩田屋まで届いていたとか、ウソかホントか分からないような話を今も耳にします。

10月の展覧会では、当時のツタンカーメン展図録も手に取ってもらえますので、おたのしみに。


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